新型コロナウイルスの発生
平成24年9月26日にサウジアラビアへの渡航歴があるカタール人が新種のコロナウイルスにより腎不全を急性呼吸器不全を英国で発生させた(健感発0926第1号平成24年9月26日)。
世界保健機関(WHO)は23日、肺炎や腎臓機能の急激な低下を引き起こす新型コロナウイルスが新たに4人の患者から検出されたと発表した。
新種のコロナウイルスは、SARS(重症急性呼吸器症候群)の原因ウイルスと同じ仲間。WHOは9月に、サウジアラビアとカタールで感染例が1人ずつ確認されたと発表していた。
10月以後さらに、サウジアラビアで3人、カタールで1人が見つかり、感染した人は計6人となった。
WHOは、この2か国以外にも新型ウイルスが広がっている可能性を警戒。各国で原因不明の肺炎患者が出た場合などにはこのウイルスを疑う必要があると指摘している。
(2012年11月24日11時58分 読売新聞)
【情報提供を求める患者の要件】
38℃以上の発熱と咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、入院治療が必要又は下気道病変の疑いがある(臨床的又は放射線学的に肺浸潤の証拠がある)者であり、今年6月1日以降にサウジアラビア又はカタールに渡航又は居住していた者
他の感染症によること又は他の病因が明らかな場合は除く