報道関係者各位
安全性未審査の遺伝子組換えパパイヤの国内流通事案について
今般、国立医薬品食品衛生研究所による調査の結果、タイ産乾燥パパイヤから、わが国で安全性未審査の遺伝子組換えパパイヤが検出されたとの報告がありました。
当該品の加工者を管轄する広島県福山市等が調査した結果、別の輸入者によりペットフード用として輸入された乾燥パパイヤを、当該加工者が食用として販売していたことが分かりました。厚生労働省は、本日付けで各地方自治体及び検疫所に当該遺伝子組換えパパイヤの検査法を通知するとともに、本日よりタイ産パパイヤの輸入時におけるモニタリング検査を開始しました。また、福山市においては、当該加工者に対し回収命令を行いました。
1.経緯
国立医薬品食品衛生研究所が、ヨーロッパにおいて未承認のタイ産遺伝子組換えパパイヤが検出されたとの報告が複数なされていることを受け、タイ産パパイヤ加工製品(4製品)を国内で購入し、調査を行ったところ、うち1製品(乾燥パパイヤ)について、安全性未審査の遺伝子組換えパパイヤであると認められる結果が得られました。当該乾燥パパイヤに表示されている加工者を管轄する広島県福山市等が調査を行ったところ、別の輸入者がタイからペットフード用として輸入した乾燥パパイヤを仕入れ、その一部を当該加工者が食用として販売していたことが分かりました。
(注)製品の概要(表示)
①加 工 者:株式会社フード・ネット
(広島県福山市西新涯町2丁目21-45)
②名 称:乾燥野菜
③原材料名:青パパイヤ(タイ産)
2.対応状況
厚生労働省では、国立医薬品食品衛生研究所において当該遺伝子組換えパパイヤの検査法の開発を行い、本日付けで各地方自治体及び検疫所に対して通知するとともに、本日よりタイ産パパイヤに対して輸入時のモニタリング検査を開始することとしました。
また、福山市においては、当該加工者に対し回収命令を行いました。
詳細については、下記のページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000036bx5.html
(参照先)
厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課