代々木公園周辺以外の場所におけるデング熱の国内感染症例について
本日11:00までに、国内でデング熱に感染したことが確認された66名の患者については、全て代々木公園周辺への訪問歴がありました。今般、代々木公園以外の場所でデング熱に感染したと考えられる患者が発生した旨、埼玉県から情報提供がありました。国立感染症研究所においても確認検査を実施したところ、デング熱であることが確認されました(別添1、2)。
この患者の発症前の行動歴及び蚊の刺咬歴等から推定すると、感染場所は、東京都新宿区内の新宿中央公園である可能性が高いと考えられます。
この事例を受け、新宿中央公園を所管する新宿区は、公園利用者への注意喚起を行っているほか、国立感染症研究所の専門家と共に、公園内の蚊の調査を行っています。この調査結果に基づき、早急に園内の蚊の駆除等の対策が取られる予定です(別添3)。
厚生労働省では、引き続き、関係自治体と連携しつつ、デング熱の国内発生症例の情報収集を進めるとともに、デング熱への対策を講じていきます。本事案についても、引き続き調査を行い、新たな情報が得られた際には、速やかにお知らせします。
○ 屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。
○ デング熱に感染しても重症化する場合はまれ。蚊に刺されてから3-7日程度で高熱のほか、頭痛、目の痛み、関節痛等の症状が見られれば、デング熱の可能性もあるため、早めに医療機関を受診してください。
(別添1)患者に関する情報(PDF:96KB)
(別添2)埼玉県記者発表資料(PDF:191KB)
(別添3)新宿区記者発表資料(PDF:205KB)
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000056778.html
(参照先)
厚生労働省健康局結核感染症課