子ども虐待による死亡事例等の検証結果(第10次報告の概要)
児童虐待防止法に基づき、虐待による死亡事例等の検証を「社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会」で実施。この度第10次報告を公表。
対象は平成24年4月1日から平成25年3月31日までの子どもの虐待死事例。
(1)対象期間に発生又は表面化した
心中以外の虐待死事例は49例(51人)(23年度:56例(58人))
心中による虐待死事例は29例(39人)(23年度:29例(41人))
(2)心中以外の虐待死事例で死亡した子どもの年齢は、0歳が22人(43.1%)と最も多く、3歳未満が32人(62.7%)である。
(3)地方公共団体と国への提言のうち主なものは、
・妊娠期からの保健、医療、福祉分野における、それぞれの確実な対応と連携の強化
・子どもの存在が確認できないという状況は、虐待のリスクが高い可能性を含むという認識のもと、要保護児童対策地域協議会を活用したフォロー体制を整備
・丁寧かつ迅速な相談体制の強化に向けた児童相談所及び市町村における人員体制の充実
・要保護児童対策地域協議会における個別ケース検討会議の積極的な活用と効果的な実務者会議のあり方
・児童相談所と市町村における専門性を活かした役割分担と連携・協働の徹底
<添付資料>
子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10次報告)の概要(別添)(PDF:118KB)
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000057946.html
(参照先)
厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課虐待防止対策室