エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について
本日、ギニアから入国後に発熱の症状を呈した患者が確認されました。
エボラ出血熱への感染の有無を確認するため、患者の検体を国立感染症研究所へ向けて23時25分に搬送を開始しましたのでお知らせします。 結果については、明日昼過ぎに判明する見込みです。
1.概要
(1)患者の年代:20代
(2)性別:女性
(3)国籍:ギニア
ギニアから、本日夕方、関西国際空港に到着。
(4)症状:発熱の症状がある。
(5)接触歴:本人からの報告によればエボラ出血熱患者との接触はない。
(6)他の感染症の罹患の有無:迅速診断検査で熱帯熱マラリア陽性
(7)疑似症患者が乗っていた航空便
・運航者:エミレーツ航空
・航空機(国籍/型式/便名):アラブ首長国連邦(UAE)/ボーイング式777型機/EK 316便(日本航空とのコードシェア便(JL5090便))
・出発地及び到着地:ドバイ-関西国際空港
・出発時間:11月7日 8時10分(日本時間)
・到着時間:11月7日16時49分(日本時間)
・搭乗者数:238名(乗員18名、乗客220名)
国民の皆様へのメッセージ
○ 疑似症患者は、まだ感染は確認されておらず、検査の結果、陰性となることも十分にあり得ること
○ エボラ出血熱は、体液の接触を除けば、通常、飛行機に同乗しただけで感染するものではなく、同乗していた乗客の感染リスクは極めて低いこと
○ 発症段階で初めて感染力を持つとされており、万が一、感染したとしても症状が現れるのは、早くても2日経過後であることから、疑似症患者の検査結果が判明してから、対応いただければよいこと
○ よって、同乗客におかれては、落ち着いて行動いただきたいこと
なお、厚生労働省健康局では、下記の専用電話で疑似症患者が搭乗していた航空便の乗客の方からのお問い合わせにお答えいたします。
専用電話番号: 03-3595-2191
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000064556.html
(参照先)
厚生労働省健康局