【政府情報】 エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について(平成26年12月29日)2015/01/05

エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について

本日、東京都内において、西アフリカ滞在歴があり、帰国後に発熱の症状を呈した患者が確認されました。

この方については12月23日の帰国後、検疫所及び保健所において毎日2度の検温などの健康監視を行ってきました。

エボラ出血熱への感染の有無を確認するため、患者は既に東京都内の医療機関に入院済みであり、患者の検体を国立感染症研究所(村山庁舎)に向けて搬送予定です。

概要

(1) 年代: 30代
(2) 性別: 男性
(3) 国籍: 日本
(4) 滞在国: シエラレオネに滞在(12月21日まで8日間)、12月23日に帰国。
(5) 症状: 12月29日未明に38.2度の発熱、明け方に37.2度。
(6) 接触歴: 本人からの報告によればエボラ出血熱患者との直接的な接触はないが、埋葬に立ち会い、遺体が入った袋に触れたとのこと。
(7) 居住都道府県: 東京都
(8) 他の感染症の罹患の有無:現在調査中
(9) 入院先医療機関の所在都道府県: 東京都
(10)その他:帰国後、外出自粛要請を行っており、12月23日の帰国以降、ご自宅から外出されていないとのこと。

 

国民の皆様へのメッセージ

○ 疑似症患者は、まだ感染は確認されておらず、検査の結果、陰性となることも十分にあり得ます。

○ エボラ出血熱は、発症段階で初めて感染力を持つとされています。そのため、本患者が搭乗していた飛行機に同乗していた乗客の感染リスクは極めて低いと考えられます。

詳細については、下記のページをご覧ください。
サイト内リンク http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000070198.html

 

(参照先)
厚生労働省健康局

公開日:2015年01月07日

カテゴリー: 感染症