アイルランド産牛肉の混載事例

参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000125389.html

平成28年5月25日
【照会先】
医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部監視安全課
輸入食品安全対策室
室   長  梅田 浩史 (内線 2495)
室長補佐 小西 豊 (内線 2474)
(代表電話) 03(5253)1111
(直通電話) 03(3595)2337

報道関係者各位

アイルランド産牛肉の混載事例

・検疫所の輸入時検査において輸入条件に適合しないアイルランド産牛舌が確認されました。

・厚生労働省は、本日、当該施設及びアイルランド政府による調査で牛舌の処理に問題が確認された1施設の計2施設から出荷された貨物の輸入手続きを停止し、アイルランド政府に対し再発防止策を要請しました。

1.事案の概要

(1)3月31日、輸入時の現場検査において、輸入条件である扁桃の除去が不十分なアイルランド産冷凍牛舌(188箱・2,425.84 kg)を確認しました。
(注)貨物の概要 ※当該貨物は全量保管中。
・出荷施設:KEPAK CORK(施設番号329)
・輸入者:日鉄住金物産 株式会社

(2)同日、厚生労働省は、当該貨物について、在京アイルランド大使館に照会するとともに、当該施設からの貨物の輸入手続を保留する措置を講じました。

(3)5月24日までにアイルランド政府から以下の報告がありました。
(ア)全ての対日輸出認定施設を調査した結果、当該施設及び対日輸出実績のない1施設(ASHBOURNE MEAT PROCESSORS(施設番号382))において、一部の牛舌の処理が不適切であった。
(イ)当該2施設からの輸出を停止する。
(ウ)当該2施設における従業員に対する教育及び監督不足が原因で生じた。

(注)5月2日、当該施設からの貨物について輸入手続を保留する措置を講じました。

2.対応

厚生労働省では、当該2施設からの貨物について、輸入手続を停止するよう検疫所に指示しました。

今後、アイルランド政府からの詳細な調査報告(再発防止策等)を踏まえ、適切に対応することとしています。

(参考)アイルランド産牛肉の輸入実績(平成25年12月2日〜平成28年5月24日:速報値)

届出件数

届出重量(トン)

検査件数

違反件数※

 220

797

220

1

※舌に係る違反1件

公開日:2016年05月26日

カテゴリー: 食品安全