No.192 バリ島観光旅行団体に発生した集団赤痢(大阪府)

[ 概要報告 ]
分野:細菌性感染症

衛研名:大阪府立公衆衛生研究所

時期年月:1998/04/01

地域:近畿2府1県

概要:
患者数16名。インドネシア・バリ島観光旅行団体(5日間)に参加した60名のうち、4名が旅行の3日目から腹痛、下痢、発熱を呈したため、帰国時に空港検疫所で検査を受け、赤痢菌(S. sonnei :コリシン6型、SM. TC耐性株)が検出された。同行者全員について検病調査が実施され、有症者12名が発見された。このうち11名から赤痢菌(同上)が検出され、残り1名からサルモネラ(S. Newport)が検出された。