No.484 低脂肪乳等による黄色ブドウ球菌(エンテロトキシンA型)食中毒(大阪府) [ 概要報告 ] 分野:細菌性食中毒 衛研名:大阪府立公衆衛生研究所 時期年月:2000/6 ~ 2000/7 地域:大阪市を中心に近隣府県市 概要: 大手乳業メーカーの大阪工場製造の「低脂肪乳」等を原因とする食中毒事件は、平成12年6月27日最初の届出がなされて以降、有症者数は14,780名に達し、近年例をみない大規模食中毒事件となった。7月2日、当所は「低脂肪乳」から黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンを検出したことから、大阪市はこれを病因物質とする食中毒と断定した。