No.1086 学校における感染性胃腸炎の集団発生事例(宮城県)

[ 概要報告 ]
分野:ウイルス性感染症

衛研名:宮城県保健環境センター 

時期年月:2002/12/8 ~ 2002/12/16

地域:気仙沼市 

概要:
気仙沼市内の小学校で、1学級34名中24名が約1週間に発症し、学級閉鎖措置がとられた。当初から職員を派遣するなどして、当該学級全員への調査と患者検体(咽頭拭い液、糞便)検査を実施したところ、糞便28件中1件からNV(G2型10件)が検出され、塩基配列等から同一感染源(生徒の吐物)からの集団感染と推定された。これらの結果に基づき、県内全域の小中学校に適正な吐物処理法が本県教育庁から伝達され、効率的な感染防止対策が行われた。