[ 概要報告 ]
分野:その他
衛研名:茨城県衛生研究所
時期年月:2003/3/19 ~
地域:茨城県神栖町
概要:
2003年3月19日,集合住宅に住み健康被害を訴えていた住民が飲用していた井戸水に4.5 ppmのヒ素が混入していることが判明した。このヒ素は,化学兵器として使用されていたジフェニルアルクロロアルシン,ジフェニルシアノアルシンの分解産物と考えられるビス(ジフェニルアルシン)オキサイド及びジフェニルアルシン酸の構成成分であると推定された。 さらに,この井戸水を飲用していた住民の尿からもジフェニルアルシン酸が検出された。 近隣の井戸水からもジフェニルアルシン酸が確認され,汚染は拡大していた。