No.1202 病原大腸菌O115による集団食中毒事例

[ 概要報告 ]
分野:細菌性食中毒

衛研名:宮城県保健環境センター

時期年月:2004/8/9 ~ 2004/8/10

地域:宮城県多賀城市

概要:
2004年8月、宮城県内の合宿所において、発症者103名の集団食中毒事件が発生し、検査の結果、病原大腸菌O115:H19が検出され、原因菌と判定された。当初、大腸菌以外に食中毒原因菌が検出されなかったが、患者から検出された大腸菌を精査した結果、病原因子のeaeAを保有することが確認され、これを原因菌と断定した。これは、わが国で初めての当該大腸菌の集団発生であった。