[ 概要報告 ]
分野:細菌性食中毒
衛研名:福岡県保健環境研究所
時期年月:2005/7/30 ~ 2005/8/4
地域:福岡県直方市
概要:
2005年8月8日,老人保健施設から入所者2名からサルモネラ属菌O9が検出されたとの連絡があった.調査の結果,7月29日昼食に提供された「炒り豆腐」からS. Enteritidisが検出され,MPN法で菌数を測定した結果,400/100gであった.潜伏時間は,18-144時間と推定された.89名が当該食品を摂食し,19名発症した.うち1名は血圧低下のため8月5日に死亡した.死因は,敗血症性ショックとも考えられたが,本食中毒との因果関係は不明であった.