No.1265 学校の調理実習で発生したCampylobacter jejuni による集団食中毒事例

[ 概要報告 ]
分野:細菌性食中毒

衛研名:千葉県衛生研究所

時期年月:2005/5/15 ~ 2005/5/30

地域:千葉県

概要:
5月中旬にA高校3年生が、Campylobacter jejuni に集団感染した。生徒らはクラス毎に日を変えて調理実習を行っていた。疫学調査結果の解析から、調理実習後2~3日の潜伏期をおいて発症し、患者発生パターンはクラス毎に小さなピークを形成することが分かった。調理実習に用いられた食材・食品の残品はなく、汚染源の追求はできなかったが、調理実習の材料に鶏肉が用いられていたことkら、鶏肉調理課程での調理器具や生食用野菜等の二次汚染が原因として考えられた。