[ 概要報告 ]
分野:細菌性食中毒
衛研名:東京都健康安全研究センター
時期年月:2005/7/19 ~ 2005/7/22
地域:東京都、千葉県
概要:
7月19日、東京都及び千葉県内で仕出し弁当を喫食した470名が下痢、発熱、腹痛等の症状を呈した。患者49名及び調理従事者3名のふん便、及び弁当メニューの目玉焼きを製造した工場の排水溝からS. Enteritidis(SE)が検出された。排水溝から検出されたSEと患者便から検出されたSEのPFGEパターンが一致したことから、目玉焼きがSEに汚染されていたと推察された。しかし、仕出し屋従業員(原因食品製造前に発症)ふん便からも同一パターンのSEが検出されており、そこからの汚染も否定できなかった。