[ 概要報告 ]
分野:その他
衛研名:大阪府立公衆衛生研究所
時期年月:2002年 ~ 2003年
地域:枚方市および和泉市
概要:
1例は公立総合病院の内視鏡室に勤務する看護師で、スコープの消毒剤を強酸性電解水からオルトフタルアルデヒドに変更したところ、左右の前腕外側部および膝部に発疹が出現、発疹は腫脹と発赤で痛みと痒みを伴った。皮膚科で接触皮膚炎と診断され、ステロイドの服薬と塗付にて症状は数日で治まった。もう1例は私立総合病院の内視鏡室に勤務する看護師で、スコープの消毒剤としてオルトフタルアルデヒドを使用していたところ、目、鼻、喉に刺激を感じ、涙、鼻水、くしゃみが出、仕事にも支障がでるようになった。消毒作業から離れることにより、症状が改善した。