No.1354 医薬品成分が検出された健康食品

[ 概要報告 ]
分野:化学物質による食品汚染 

衛研名:大阪府立公衆衛生研究所

時期年月:2006/6 ~ 2006/12

地域:大阪府内 

概要:
大阪府では、健康食品安全対策の一環として健康食品買い上げ検査を実施している。平成18年度の買い上げ検査として、強壮効果、血糖降下作用及び血栓溶解効果を標榜する健康食品の試験検査を実施した。 その結果、強壮効果を標榜する3製品から、それぞれプソイドバルデナフィル、ヒドロキシホモシルデナフィル及びカルボデナフィルが検出された。このうちカルボデナフィルについては、わが国では初めて検出された成分であったため、成分の同定及び医薬品成分としての判定については、厚生労働省に依頼した。健康被害はなかったが、健康被害未然防止のため、迅速かつ的確な対応を必要とした。