No.1359 大学における腸管出血性大腸菌(O157)感染症による食中毒の発生

[ 概要報告 ]
分野:細菌性食中毒

衛研名:東京都健康安全研究センター

時期年月:2007/5/16 ~ 2007/6/2

地域:東京都

概要:
平成19年5月25日午後、保健所は大学(学生5,300人)保健室職員からの相談と管内医療機関からの連絡により複数学生のO157感染(VT2)を探知。同日23時から大学職員と対策会議を開催。初動調査により学内の食堂利用が原因として疑われ、全学生・全職員に対して有症状者の確認、喫食調査、検便が行われた。5月18日~6月2日に計115人が発症しており、提出された7,133の便検体のうち205検体から毒素(VT2)が確認された。原因食品等についての調査・解析は継続中(平成19年7月現在)。