[ 詳細報告 ]
分野名:自然毒等による食中毒
登録日:2016/03/08
最終更新日:2016/05/27
衛研名:東京都健康安全研究センター
発生地域:東京都
事例発生日:2009年5月1日
事例終息日:
発生規模:
患者被害報告数:8名
死亡者数:0名
原因物質:ヒスタミン
キーワード:カジキ、ヒスタミン、顔のほてり、発赤、頭痛
背景:
概要:
保健所に、職員食堂でカジキのムニエルを喫食したところ、23名中8名が顔のほてり、発赤、頭痛、吐き気などの症状を呈しているとの連絡が入った。保健所の調査によると、一部の利用者がカジキのムニエルを喫食した際、舌がピリピリしたとのことであった。
原因究明:
患者の喫食状況及び症状から原因物質としてヒスタミンを疑い、その分析を行った。
診断:
搬入されたカジキの残品についてHPLCを用いてヒスタミンの分析を行ったところ、生カジキ(残品)は4検体すべてからそれぞれ430、110、67、55mg/100g、加熱調理後の焼きカジキ(残品)5検体中1検体から48mg/100g、生カジキ半調理品1検体から160mg/100gのヒスタミンを検出した。また、いずれの検体からもカダベリン、チラミン、スペルミジン及びプトレシンを検出しなかった。
地研の対応:
カジキムニエルの残品を分析。
行政の対応:
地研間の連携:
国及び国研等との連携:
事例の教訓・反省:
現在の状況:
今後の課題:
問題点:
関連資料: