No.1464 カジキムニエルのヒスタミンによる食中毒

[ 詳細報告 ]
分野名:自然毒等による食中毒
登録日:2016/03/08
最終更新日:2016/05/27
衛研名:東京都健康安全研究センター
発生地域:東京都
事例発生日:2009年5月1日
事例終息日:
発生規模:
患者被害報告数:8名
死亡者数:0名
原因物質:ヒスタミン
キーワード:カジキ、ヒスタミン、顔のほてり、発赤、頭痛

背景:

概要:
保健所に、職員食堂でカジキのムニエルを喫食したところ、23名中8名が顔のほてり、発赤、頭痛、吐き気などの症状を呈しているとの連絡が入った。保健所の調査によると、一部の利用者がカジキのムニエルを喫食した際、舌がピリピリしたとのことであった。

原因究明:
患者の喫食状況及び症状から原因物質としてヒスタミンを疑い、その分析を行った。

診断:
搬入されたカジキの残品についてHPLCを用いてヒスタミンの分析を行ったところ、生カジキ(残品)は4検体すべてからそれぞれ430、110、67、55mg/100g、加熱調理後の焼きカジキ(残品)5検体中1検体から48mg/100g、生カジキ半調理品1検体から160mg/100gのヒスタミンを検出した。また、いずれの検体からもカダベリン、チラミン、スペルミジン及びプトレシンを検出しなかった。

地研の対応:
カジキムニエルの残品を分析。

行政の対応:

地研間の連携:

国及び国研等との連携:

事例の教訓・反省:

現在の状況:

今後の課題:

問題点:

関連資料: