[ 概要報告 ]
分野:細菌性食中毒
衛研名:東京都健康安全研究センター
時期年月:2011/05/26
地域:東京都
概要:
平成22年5月26日に中学校の食育授業で「かつおの刺身」を喫食した147名中44名が食中毒症状を呈し、患者ふん便からカンピロバクター・ジェジュニが検出された。この授業では調理師専門学校の講師が生徒の前で鶏のと体をさばいた後、かつおを刺身にし、参加者が試食した。残品の鶏肉及び患者ふん便から分離されたカンピロバクター・ジェジュニの血清型はLio4で一致した。カンピロバクターに汚染された鶏肉を調理した後、十分な手洗いや器具の洗浄・消毒を行わなかったため、食品が二次汚染されたことが原因と推定された。