[ 概要報告 ]
分野:自然毒による食中毒
衛研名:熊本県保健環境科学研究所
時期年月:2013/10/05
地域:熊本県
概要:
10月5日に自己採取したきのこの油炒めを喫食した者(1名)が食中毒症状を呈し、同日山鹿市内の医療機関を受診。一時的に症状が改善したものの、10月7日に容態が悪化したため、熊本市内の医療機関に救急転送。10月8日、多臓器不全により死亡した。 自宅にきのこの残品、廃棄物等はなく、調理器具等も洗浄されていたため、患者の血清(10月7日採血)及び吐物が付着したシーツについてα-アマニチンの検査を行ったが不検出であった。 なお、聞き取りによるキノコの形状、特徴的な症状等からドクツルタケ(推定)調理食品を摂食したことによる食中毒であると判断された。