◆蚊媒介感染症の診療ガイドラインが改訂されました

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.256(2016年07月15日)

 (2016年7月14日)

 平成28年3月11日に、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第2版)」が
作成されました。それから4ヶ月、ジカウイルス感染症に関する新たな知見を
踏まえて、国立感染症研究所によって改訂が行われました。

 医療機関の方々におかれましては、デング熱、チクングニア熱、
ジカウイルス感染症が疑われる患者を診察した際には、本診療ガイドラインを
御活用いただき、引き続き、適切な対応をお願いします。

 国民の皆様におかれましては、海外の流行地域に出かける際には、長袖、
長ズボンを着用し、虫除け剤を使用するなど、蚊に刺されないように注意
しましょう。

 ジカウイルス感染については、妊娠中に感染すると胎児に小頭症等の
先天性障害を来すことがあることから、妊婦及び妊娠の可能性がある方は、
可能な限り流行地域への渡航を控えてください。

 また、「ジカウイルス感染症に関するQ&A」は随時更新しております。
 今後も、下記ウェブサイトを定期的に確認していただきますようお願いします。

<ジカウイルス感染症について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html

<蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第3版)>
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000130605.pdf

公開日:2016年07月20日

カテゴリー: 感染症