【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.262(2016年09月02日)
(2016年8月31日)
2015/16シーズンのインフルエンザについて、疫学的及びウイルス学的観点
から有用な知見をとりまとめた「今冬のインフルエンザについて(2015/16
シーズン)」を厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページに掲載しまし
た。
2015/16シーズンは、過去3シーズンと比べて、流行開始時期が、1月上旬で
2週間程度遅く、ピークの時期も2月中旬頃でやや遅くなりました。ピークの
高さ(定点医療機関当たり報告数)は、過去10シーズンで、上から2番目の高
さでした。
また、A(H1N1)pdm亜型ウイルスが流行の主流となり、2016年第3週から検出割
合が増加したB型ウイルスとともに、解析した流行株の大多数はそれぞれワク
チン株と抗原性が一致又は類似していました。
<厚生労働省:臨床情報>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/rinshou.html
<国立感染症研究所:今冬のインフルエンザについて(2015/16 シーズン)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/2066-idsc/related/6715-fludoko-2015.html