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本ページでは現在連載中の、健康局結核感染症課の浅沼一成課長によるコラムを掲載しています。
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◆「あさコラム」vol.24「感染研一般公開!」(2016年10月7日)
こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。
本コラムに対しまして、皆様から激励あり、お叱りありと、色々な感想をメールでいただいています。
ひとつ、ひとつ、楽しみにしながら読ませていただいております。
心から感謝です、誠にありがとうございます!
臨時国会も召集され霞ヶ関界隈も慌ただしくなってきましたが、「継続は力なり」、ネタが続く限り毎号コラムを書き続けてまいりたいと思います。
さて、今回は去る10月1日土曜日に開催されました「国立感染症研究所戸山庁舎(以下、感染研)」の一般公開についての報告です。
この日は「都民の日」ということで、都内各地で催し物が開催されていたにも関わらず、400名以上もの方にお集まりいただけました。
一般公開では、感染症にまつわるパネル展示やクイズ、ゲームや工作、標本展示や写真展、体験コーナーなど、様々な催しが繰り広げられていました。
今年、何かと話題になりましたジカウイルス感染症やAMR(薬剤耐性)についても、講演あり、パネルありと、たくさんアピールしてくれました。
どちらのコーナーも大盛況で、対応する感染研職員の皆さんの説明ぶりにも、熱がこもっていましたよ。
ちなみに、午前中には「知って、肝炎プロジェクト」という肝炎予防の啓発イベントも開催。元プロレスラーの小橋建太さんが来場し、肝炎予防のPRに協力してくれました。
私も自ら体験!ということで、防護服のひとつである屋外用陽圧スーツを着用させてもらいました。
写真のとおり黄色の防護服だったので、何となくポケモンのピカチュウみたい。
もちろん、かわいくはないですが、着用してみると、ジッとしているだけでも暑くて暑くて…。滝汗が止まりませんでした。
私も、感染症にまつわる科学をわかりやすく説明するコーナーである「サイエンスカフェ」に出番をいただき、講演させていただきました。
お題は「感染症五十三次」。「大山詣り」という古典落語を絡ませて、江戸時代における天然痘対策にまつわる話です。
理系のサイエンスというより、歴史学というサイエンスですかね(こじつけ)。
でも、いつか、皆様にもお披露目できるよう、話術を鍛えてきます。
ひととおり見学と役目も終えたところ、感染研の倉根一郎所長とお話ししました。
この一般公開、かつては学会発表のような高度な内容が主体だったのですが、情報公開の一環として感染研の活動をより多くの国民の皆様に知ってもらいたいと、現在のかたちになったようです。
大人から小さなお子様まで楽しめる豊富な内容になっており、コーナーを全て回れば、誰でもちょっとした感染症博士になった気分になります。
今回の関西国際空港での麻しん感染や長崎県対馬市の日本脳炎の発症など、各地での感染症対策で大変お世話になっている感染研。
国の研究所なのでお堅いイメージもありますが、感染症から皆様の生命を守ってくれている専門機関です。
こうした機会を通じて、一人でも多くの方々に感染研の活動を知っていただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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<バックナンバー>
パネル展示会場
パネルの前にて
防護服のひとつである屋外用陽圧スーツ
サイエンスカフェで講演