参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html
エボラ出血熱は、主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染する疾病です。
これまでに、アフリカ中央部のコンゴ民主共和国、スーダン、ウガンダ、ガボンやアフリカ西部のギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリア、コートジボワールで発生しています。2014年3月以降、ギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリアでエボラ出血熱の大規模流行が発生しました。
1 エボラ出血熱について
エボラ出血熱とは?
1 病原体
エボラウイルス(フィロウイルス科)
2 感染経路
主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染する。
感染したサルなどの動物の血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性もある。
また流行地域の洞窟に入ることは、感染したコウモリと接触するおそれがあるため感染リスクの1つである。
3 潜伏期
2〜21日(平均約1週間)
4 診断と治療
(1) 臨床症状:
発症は突発的である。
症状は発熱(ほぼ必発)、疼痛(頭痛、筋肉痛、胸痛、腹痛など)、無力症が多い。
2〜3日で急速に悪化し、死亡例では約1週間程度で死に至ることが多い。出血は報告にもよるが、主症状ではないことも多い(2000年ウガンダの例では約20%)。
ザイール型では致死率は約90%、スーダン型では致死率は約50%である。
ヒトからヒトへの感染は血液、体液、排泄物等との直接接触により、空気感染は否定的である。
(2) 診断:血液、咽頭拭い液、尿から病原体や病原体、病原体の抗原又は遺伝子の検出、血清から抗体の検出
(3)治療:対症療法
5 予防
流行している地域への旅行を控える。野生動物や患者に直接触れない。洞窟に入らない。
2 エボラ出血熱に関するQ&A
エボラ出血熱に関するQ&A
FAQ: Ebola Haemorrhagic Fever
3 自治体、医療機関等向けの情報
2017年05月13日掲載 | エボラ出血熱に係る注意喚起について [1,040KB] |
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2016年06月29日掲載 | ウイルス性出血熱への行政対応の手引きの周知について [3,190KB] |
2016年01月04日掲載 | 西アフリカにおけるエボラ出血熱の終息を踏まえた対応について [106KB] |
2015年10月02日掲載 | エボラ出血熱の国内発生を想定した対応について [2,380KB] |
過去の通知一覧 |
4 検疫所向けの情報
2017年05月13日掲載 | エボラ出血熱に係る注意喚起について [1,030KB] |
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2016年01月04日掲載 | 「西アフリカにおけるエボラ出血熱発生への対応について」の廃止について [46KB] |
2015年11月09日掲載 | 西アフリカにおけるエボラ出血熱発生への対応について [364KB] |
過去の通知一覧 |
5 報道発表資料
2017年05月13日掲載 | エボラ出血熱に係る注意喚起について |
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2016年01月04日掲載 | ギニアにおけるエボラ出血熱流行の終息宣言を踏まえた検疫及び国内における対応について [290KB] |
2015年07月16日掲載 | エボラ出血熱への感染があり得るとされた患者の検査結果(陰性)について |
エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について | |
2015年07月01日掲載 | エボラ出血熱への感染があり得るとされた患者の検査結果(陰性)について |
エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について | |
2015年05月18日掲載 | エボラ出血熱への感染があり得るとされた患者の検査結果(陰性)について |
エボラ出血熱への感染があり得る患者の検体の状況について | |
エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について | |
2015年05月15日掲載 | WHOミッションへの日本人専門家の参加 |
2015年05月11日掲載 | リベリアにおけるエボラ出血熱流行の終息宣言を踏まえた検疫及び国内における対応について [2KB] |
2015年04月17日掲載 | (1)WHOミッションへの日本人専門家の参加 |
(2)WHOミッションへの日本人専門家の参加 | |
2015年03月16日掲載 | エボラ出血熱への感染があり得るとされた患者の検査結果(陰性)について |
2015年03月16日掲載 | エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について |
2015年03月13日掲載 | (1)WHOミッションへの日本人専門家の参加 |
(2)WHOミッションへの日本人専門家の参加 | |
2015年01月30日掲載 | WHOミッションへの日本人専門家の参加 |
2015年01月19日掲載 | エボラ出血熱への感染があり得るとされた患者の検査結果(陰性)について |
2015年01月18日掲載 | エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について |
2015年01月06日掲載 | (1)WHOミッションへの日本人専門家の参加 |
(2)WHOミッションへの日本人専門家の参加 | |
平成26年一覧 |
6 その他
届出基準
感染症指定医療機関の指定状況
ウイルス性出血熱への行政対応の手引き[206,000KB]
感染症の患者の移送の手引きについて [220KB]
感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて [447KB]
一類感染症の治療に関する専門家会議
7 リンク
エボラ出血熱(国立感染症研究所ホームページ)
FORTH/厚生労働省検疫所ホームページ
外務省 海外安全情報ホームページ