【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.296(2017年05月12日)
GWを海外で過ごされた方が、渡航中や帰国直後にお元気でも、1週間以上
たってから感染症を発症する場合があり、患者、医療関係者ともに、海外渡
航との関係に気がつかないことがあります。
海外には麻しん・風しんや、動物や昆虫(蚊・ダニなど)が媒介する感染症
など、日本ではまれな感染症が流行していることがあります。潜伏期が数週
間であるため、海外で感染し、帰国後に発熱や咳、下痢、具合が悪いなど体
調不良を呈する事例がみられます。
感染が疑われる患者さんからは、渡航歴がある場合、滞在期間、現地での
飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴など
についても確認してください。
厚生労働省ではWEBサイトを通じて、GWに海外へ渡航された方に、海外で
の感染症の防止や帰国後の注意事項などの情報を提供しています。ぜひご覧
ください。
<ゴールデンウィークにおける海外での感染症予防について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html
<FORTH海外で健康に過ごすために>
http://www.forth.go.jp/