【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.327(2017年12月22日)
厚生労働省は、咳(せき)エチケットの啓発のために、『進撃の巨人』とコラボレーションし、ポスター・リーフレットの作成と、SNSなどを通じた報発信を行います。
インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。そのため、特に電車や職場、学校などの人が集まる場所では、予防・感染拡大防止対策に「咳エチケット」が重要です。年末年始の長期休暇には、帰省や旅行、催事などで人の移動や集まる機会が増加します。例年、年末年始の長期休暇後にインフルエンザの流行がピークを迎えることから、長期休暇に先立ち、咳エチケットを積極的に周知することにしました。
※咳エチケットの方法としては、WHO(世界保健機関)が、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖(そで)で口・鼻を覆うことを推奨しています。
今回、学生や社会人など幅広い層に認知されている『進撃の巨人』とコラボレーションを企画し、咳エチケットの方法を紹介する啓発ツールを作成しました。今回の企画用に描き下ろしたイラストでは、咳エチケットの模範例として、主人公「エレン、ミカサ、アルミン」を、悪い例として「巨人」を、指導役として、きれい好きなキャラクターである「リヴァイ」を起用しています。
ポスターとリーフレットの画像は、12月22日から厚生労働省WEBサイトでダウンロードできます。また、ポスター(A2、約7,500部)とリーフレット (A4、約22万部)を、順次、全国の自治体・関係団体などに配布する予定です。
厚生労働省では、今回の企画を通じ『進撃の巨人』のファンを始め、多くの国民が咳エチケットに関心を持ち、実践することを期待しています。
<咳エチケット>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html