◆インフルエンザ、咽頭結膜熱、溶連菌感染症の報告数が高い水準にあります(2023年12月22日)

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.503(2023年12月22日)

  今年度、インフルエンザの定点当たりの報告数は、春から夏にかけても1.0を上回る水準で推移しており、直近の定点当たり報告数は、第50週(12/11~12/17)時点で29.94(※)と高い水準にあります。
  このほか、咽頭結膜熱及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の定点当たり報告数も例年同時期より高い水準であることに注意が必要です。
  これらの感染症の感染拡大防止のため、マスクの適切な着用を含む咳エチケット、手洗い、換気、患者との接触を極力避けるなどの感染対策の実施や周知の徹底を今一度お願いします。
  また、医療機関・社会福祉施設等への病原体の持ち込みを防ぐために、関係機関においては、マスクの適切な着用等の関係者が個人で出来る予防¬策を徹底すると同時に、訪問者等については、症状が認められる場合の訪問を自粛してもらう等の工夫をお願いします。
  特に、帰省などで高齢の方と会う場合や大人数で集まる場合など、感染対策により一層ご留意いただき、良い年末年始をお過ごしください。

 (※)過去のインフルエンザの定点当たり報告数のピークは、54.33(2017/18シーズン;第5週)、57.09(2018/19シーズン;第4週)、23.24(2019/20シーズン;第52週)、12.91(2022/23シーズン;第6週)。
    2020/21シーズン及び2021/22シーズンはピークが見られなかった。

 ・ インフルエンザの発生状況について 2023年第50週(12月11日~12月17日)
 ・ 感染症発生動向調査週報(IDWR)2023年第49週(第49号)

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公開日:2023年12月25日

カテゴリー: 感染症